約 3,757,523 件
https://w.atwiki.jp/genesis-ticket/pages/782.html
【用語名】 "狼砲" 【読み方】 ウオークライ 【詳細】 莫大な肺活量により放たれる咆吼。 北欧の戦士やバイキング達が戦闘の際に効用を示す戦吠を行なって戦神に加護許可を得ていたが、 それの原型は狼の群れが獲物を追い詰める際に用いる呼びかけの咆吼。 竜砲 まではいかないが逃げる獲物を打ち倒し、ショック状態にすることが出来る。 フランシス・ドレイクの"狼砲"は、石造の建物の外壁を覆う蔦草が吹き飛び、鎧戸が弾けるなどの威力がある。 獣を目の前にして身がすくんだり、弱い獣は狼を前にすると観念して身を差し出すというが、 実はほとんど"狼砲"による一撃の結果である。
https://w.atwiki.jp/genesis-ticket/pages/1115.html
【所属】 下克イェーガー・トライNPC 【名前】 フランシスカ 【読み方】 ふらんしすか 【種族】 NPC 【元ネタ】 天草四郎 【字名】 不明 【登場巻】 OO-FORMATION 王と八人の仲間達 天草G3編 【人物】 下克イェーガー・トライに登場するNPCの少女。 アカナイゼンに壊滅させられたセント・フランシスコの唯一の生き残りとしてゲームに取り込まれた梅組の面々に保護される。 NPC故に複雑な対応は当初出来なかったが学習速度が早く、瞬く間に流暢なやり取りが出来るようになった。 そして御広敷・銀二に懐いた。 もう一度言おう。生命礼賛をかかげ、幼女をこよなく愛する御広敷に懐いた。 一応彼女はNPCのため、ゲームを起動してからの日数=年齢のため、御広敷のチェックも通過するらしい。 なお名前は応えられなかったので彼女が倒れていた村の名前を女性風に変えたものを便宜上としてつけている。 また何故かいずも村の村長を見て「お母さん?」と発言。村長もNPCとされるので否定していたが。 何故一人だけ生き残ってるのかはわかっていなかったが、事実はその逆。 生き残ったわけではない、彼女は村の住人達を使って作られたNPCだったのである。 もともとゲコトラ、というよりも下克イェーガーシリーズ事態が島原の乱を強く意識したゲームであり、開発者の意図が垣間見える作り込みがされていた。 その制作スタッフの一人、ソーハ・サラ・ロナはまさしく島原の乱の関係者、それも天草・四郎の母親、マリアの偽名であり、 マリアの目的はレイドボスとして出現する竜属や、各地に配置されるNPCに島原の乱で死亡した者たちの魂を複製、 プレイヤーの行動と、望みが展開に影響するゲーム世界のシステムを利用して、完全な息子の魂を復元し、現実世界に持ち出すこと。 そしてフランシスカは天草・四郎自身の魂が宿ったNPCである。 だが情報が莫大だったため、記憶の方はボスであるシロジェロームの方に分割されており、彼女に天草・四郎としての記憶はない。 出雲村村長に反応したのも、彼女が生前の母親であることを感じ取ったのだと思われる。 マリアは梅組の面々の行動を利用して複製の精度を上げていき、息子の復活を狙っていたが、シロジェロームは御広敷の攻撃で撃破され目論見は失敗。 ゲームの解放とともに彼女もまた失われるはずだったが、フランシスコの記憶をカード化し、中で眠りにつくことで現実世界に持ち出すことに成功した。 ある意味、母親の願いは叶ったのだろう。 息子が娘になって、ロリコンに惚れる以外は。
https://w.atwiki.jp/genesis-ticket/pages/195.html
【商品名】 ぬるはち! 【種類】 R元服商品 【詳細】 1巻上の序章において葵・トーリが購入していたR元服のエロゲ。 彼曰く「超泣かせる」ゲームらしい。 点蔵の父が店舗別特典を集めていたことから、販売店ごとに何らかの購入特典が用意されているようだ。 名前の由来は清の始祖、ヌルハチから。 アニメではパッケージにヌルハチの襲名者でもある源・九郎・義経がプリントされている。
https://w.atwiki.jp/genesis-ticket/pages/432.html
【国名】 三征西班牙 【読み方】 とれすえすぱにあ 【対応国】 大友・大内家+スペイン 【トップ】 "書類王"フェリペ・セグンド 【登場巻】 1巻上~ 【詳細】 極東の下関を中心とする本州西端と九州北部に位置している国。 ローマ時代のTsirhc教譜に対するムラサイの征服、レコンキスタによる国土解放、重奏統合争乱の三度の征服を経たため、「三征(Tres)」西班牙の国名を号する。 「エスパニア」は江戸時代以前の日本での呼び方。現地語では「エスパーニャ」という発音が近い。 主な教導院はアルカラ・デ・エナレス。また、独立阿蘭陀教導院が反乱中。 制服は騎士の様相を残す重量級。 紅色の基調が特徴的で、熱心な旧派信仰があるので、あちこちに白い十字架がデザインとして取り込まれている。 アニメ1期第13話コメンタリーでは「レコンキスタの直後に重奏統合争乱があり、下関の征服を経たことで三度の征服行為が国名の由来」とされている。 預けられた大罪武装は、 悲嘆の怠惰 と 嫌気の怠惰 。正式使用者はそれぞれ、立花・宗茂とフアナ。 配られた聖譜は節制【テンペランティア】。さらにその枢要徳に対応した聖譜顕装である 身堅き節制・旧代 と 身堅き節制・新代 を有する。 大罪武装が2つあるのは、「悲嘆」と「嫌気」が「怠惰」という罪に統合されたため。 現在、阿蘭陀や三征葡萄牙も併合中。 本来ならば九州北部は含まれないのだが、三征西班牙が大内家と大友家と合一したため、大内側の領土を間接支配している状態となっている。 源平合戦の折、源氏側として戦った長寿族の係累が迎合した結果、もともと三征西班牙の主力として存在していたケルト系の長寿族とも合わさり、純血主義となった。 二重襲名者が多いのも特徴でアルマダ海戦に向け 超祝福艦隊 を建造中故に、戦時産業が盛ん。 アルマダ海戦に向け航空戦力、レコンキスタの歴史再現により戦士団が豊富。 レコンキスタの歴史再現の後に重奏統合争乱が起こったため、三征西班牙の戦士団は何かしらの部活に所属して活動している。 しかし食料、衣料関係の産業が壊滅的で、フアナの手腕を持ってしてもマイナス成長の歯止めがかかるまで40年かるという。 アルマダ海戦の出費がなければ12年で済むらしい。 「西国無双」というネームバリューの有る立花家を有するためか極東側の襲名者が多く、特務クラスは極東側の名前をメインで名乗っている者がほとんど。 旧派メインの国故に教皇総長の護衛として三河に戦士団が参加していたことを皮切りとして、2巻におけるアルマダ海戦で武蔵と激突し敗北するが、 武蔵に大きな損害を与えたのは確かであり、京にて再び激突した際にもかなり追い込んでいる等、衰退が約束された国とてその実力は侮れるものではない。 元第一特務と補佐が武蔵に亡命、後に正式に副長補佐として役職持ちとなったこともあり、フアナ等の三征西班牙上層部はこれといって武蔵の者達に悪感情を持ち合わせてはいない様子。 フアナはクリスティーナという年齢差に悩むカップルの友人ができたこともあり、かなり肩入れしているようであり、 アプリ版では天草G3編にて依頼されたとある人物の背景を洗って武蔵に報告している。
https://w.atwiki.jp/genesis-ticket/pages/389.html
「すきにすればああああ?おとこだしいいいいいいいー!」 【所属】 武蔵 【役職】 暫定議員 【名前】 本多・正信 【読み方】 ほんだ・まさのぶ 【種族】 極東人 【元ネタ】 本多正信 【字名】 不明 【HN】 ノブ誕 【登場巻】 1巻上~ 【人物】 本多・正純の父親で、暫定議会に所属する暫定議員。 立派な口ひげを蓄えた「ダンディ」と言える風貌の男性。 三河にいた頃に襲名者になろうとしていたのだが、襲名者争いに負けたため、それ以来武蔵に移住して暫定議会に所属している。 娘である正純を本編開始より1年前武蔵へと呼び寄せ、以後左舷二番艦・ 村山 にある本多家邸で彼女と共に暮らしている。 正純に対しては高圧的かつ、棘があったり威圧的だったり情の薄い感じで接しているため娘から苦手に思われている。 しかしながらそのキャラクターは「娘に対しては威厳のある父親でなければならない」という考えによる演技であり、 その本性は凄まじいまでに振り切れたアニメオタク。 取引のある小西や他の議員たちももれなくオタクであり、議会と称して集まってはアニメの鑑賞会を行っていたり、 抱き枕カバーやシーツをかぶり変装して同人誌を買い漁ったりしている。 当然ながらオタク仲間には正純に対する演技を知られているのだが、彼ら以外には素の顔はバレていない。 ただトーリが小西のことを「コニタン」と仲間内でしか使われていない愛称で呼んでいたり幽霊探しの参加者に小西と共にいたり、アニメ1期におけるキャラコメでハイディが何か知っている素振りを見せるなど、 知っている人間は知っている可能性が高い。 正純本人はもちろんこのことを知らず、家でアニメ柄のシーツを干していても小西との商談に使うものと考え、 まさか父親が自分で使ってるとは全く考えていない。 流石に鈍すぎる気もするが、普段の演技が成功している例だろう。 ちなみに1巻上の肝試しの際に脅かし役として、浅間達が遭遇した 魔法少女バンゾック の抱き枕カバーを被った2人組みの片割れである。もう片方は小西。 トーリが参加者として彼らに打診している素振りがあるため、トーリも知っているんだろうか。 その後、たびたびその姿で現れては逃走しているため、浅間のもとには妖物の類として時たま連絡が来るらしい。 そのためか浅間神社に対して苦手意識…というか敵対感情を持っているらしく、正純が武蔵への搭乗手続きが浅間神社の関係者であったと知るとかなり警戒していた。 娘と外へのオンオフの切り替えが見事と小西は評しているが、どう見てもその落差っぷりは奇人変人。 あと抱き枕カバーを被ったり実況通神中、議員たちと権益争いと言う名を借りた話し合いだと何故かテンションが異常に上がる。 やはり彼も武蔵の一員という事だろう… 娘に対しては影で溺愛しており、「きみとあさまで」では正純の食べた食事の残飯から噛み酒を作っていたり ガールズトークでは浅間神社に盗聴術式系(回りくどい)を仕掛けていて正純が「私、父親似なのかな」と呟いたのが引っかかったとき非常に喜んでいた。 またIZUMO代表の出雲・邑の態度に怒った際には刃物を持って突撃しようとして小西に止められていた。 なお、彼の妻である正純の母に関してはほぼ言及していない。 正純も、母のことについて触れるのは正信が家庭を放棄したことに関わるため口に出しづらいようだ。 10巻下ではトーリ達の見た幽閉の記憶内で正純の母の知り合いである政治家を志す男性として名前が出てくる。 更に正純の母は当時から彼の趣味のことを知っていた模様。 公主隠しに巻き込まれた人達は開放されたことが判明したため、離れ離れになっていた妻とも再会できた模様。 明智・光秀が内裏を開放したことで、三河に属していた"本多正信を襲名した自動人形"が襲名を解除して内裏の復興に携わることになり、「本多正信」を襲名している人物が空席になってしまったことが明らかにされた。 それに伴い、かつてはその名を襲名しようとしていた彼にも正式襲名のチャンスが巡ってきたと紹介されている。
https://w.atwiki.jp/genesis-ticket/pages/707.html
【用語名】 近接依代士 【読み方】 エンチャント・フォーサー 【詳細】 精霊や走狗を己に宿らせ、力や加護を得る戦種。 神事関係や自然信仰を認めた教譜ならばある程度はこなせる。 しかし丹羽・長秀の場合は、精霊や走狗の力を借りるのではなく、彼らそのものとなることができる。 ゲームなどで身体能力強化をフィジカル・エンチャントと称することはあるが、他者を自身の体に憑依させる行為には、通常「possession」の語が当てられる。
https://w.atwiki.jp/genesis-ticket/pages/604.html
「残念ね。私は、一人身よ」 【所属】 仙台伊達教導院→武蔵アリアダスト教導院 【名前】 伊達・成実 【読み方】 だて・なるみ(しげざね) 【種族】 極東人? 【元ネタ】 伊達成実 【字名】 不明 【戦種】 全方位機殻師 【HN】 不退転 【登場巻】 第4巻上~ 【人物】 上越露西亜にある仙台伊達教導院の副長を務めている女子学生。 あえて役職持ちを少なくしている伊達家の中で副長の座を預かるだけあり高い戦闘力の持ち主。 また、どんな相手にも手を抜かず頑固で融通が利かない面を持つ(ウルキアガにも強いくせに手を抜かないと評されていた)。 彼女の肉体は四肢が義肢で補われているが、これはかつて政宗との訓練中呼び出してしまった青竜の暴走によって喪われてしまったため。 そのため入浴の際は各部の機構を締めて防水態勢にした状態で行っている。 戦闘では位相空間から不転百足を呼び出し全身に着用し戦う他、義肢に不転百足のパーツを部分的に取り付けて戦うことも出来る。 また、ムカデの顎を模した顎刀を武器とし、四肢を空中に無限に射出し、それを接続&解除を繰り返すことで空中を走るように移動するという技術も持つ。 戦闘のモットーは非戦、あるいは戦わないで勝つといった方法をとる(主義が非戦であるために戦わないと言うわけではない)。 交戦を避けるのは、不転百足を装着時の戦闘力が個人のものとは思えないぐらいに爆発的にありすぎるため。 ……ウルキアガの時に強引だったのは向こうの干渉が予想の斜め上で、向こうも強引だったからと思われる。 伊達・政宗を妹のように大切に思っているが歴史再現故に将来的には伊達家を離れることになっているため、暴走する青竜に対してはたとえ刺し違えてでも止める覚悟をしている。 4巻上の序盤にて武蔵勢を牽制しに来たのだが、そこに出てきたウルキアガに予想外の言葉をかけられ困惑。 さらに、「姉キャラ」である政宗の攻略に熱中するウルキアガにさんざんセクハラめいた言動をされ、逆に意識し始める。 4巻中では、舞踏会のドレスを選ぼうと裸でいたときに青竜が暴走し、裸Yシャツ姿で出撃した上、その場でウルキアガから渡されたエロゲの特典である紐パンを穿くという、ある意味衝撃的な行動を取った。 4巻下の青竜の一件で、一緒に青竜を止めようとするウルキアガに反発し、相対戦を申し込まれたため交戦。 激戦の末敗北し、その直後に実は自身が攻略対象であった事を告白され、それを承諾し、青竜を止めるために共に戦う。 姉キャラで無いこと以外は義肢や不転百足を含めて、ウルキアガのストライクゾーンだったらしい(装甲=不転百足を纏っていて格好よく、中身が柔らかくて捕食感を煽るのがポイントだったらしい)。 そのため、胸はウルキアガの好みの並乳であると推測される(挿絵でも浅間を基準とする巨乳には届かず、かと言ってミトツダイラと比べても小さいとは言えないレベル)。 青竜を止めた後、ノヴゴロドへ乗り込み参戦。 4巻下のラストでは武蔵へ歴史再現も兼ねて留学し、ウルキアガと共に暮らすこととなる。 ちなみに彼のことは「キヨナリ」と呼び、そこで彼がついたウソについて知る。 武蔵に来てからは巫女のバイトを始め、武蔵の濃い面々に対し、片倉という前例があるためか割りと速い慣れを見せた。 なお好物は蕎麦。伊達家の環境的な要因と、手早く出来るためとのこと。 親は教導院の初等部教員をしている。 出奔した事を建前で誤魔化すためにわざとらしく片倉が捜索願を出したが冷静にすぐに怒ると書かれていた。 小田原征伐には、伊達家代表として参戦。 武蔵代表のうどん(オス)と上越露西亜代表の求婚してきた何かに連勝を収める。 そしてネルトリンゲンの戦いでは駒王丸に苦戦する巴御前に変わり参戦するが、駒王丸を撤退させることには成功したものの、肉を切らせて骨を断つ戦法により不転百足を全損してしまう。 【余談】 現在のキャラ紹介では史実通りのだて・しげざねとルビが振られ、別の部分になるみと表記されている。 ほぼ間違いなく前作に当たる終わりのクロニクルにおける長田・竜美のリボーンキャラ。 相方であるウルキアガがアレックスに対応していると思われる。 前作を読んでいると彼らのやり取りにニヤリとするか、ほろりとするかは人によるだろう。
https://w.atwiki.jp/genesis-ticket/pages/366.html
【用語名】 左舷二番艦・"村山" 【読み方】 さげんにばんかん・むらやま 【詳細】 武蔵を構成する八つの船艦の一つ。市街艦。 艦長は 村山 。 ネイト・ミトツダイラの領地に含まれる。 右舷二番艦・ 多摩 と同じく観光、行政、外交を担当する。 本多・正純はここにある自宅で正信と共に暮らしていて、ネイト・ミトツダイラの屋敷にアデーレ・バルフェットが住む家もここにある。 居住階層は商店などが多く並び、やや貴族的。 また各国の町並みが再現されている。外交艦用の発着所もここにある。 吹き抜けの自然公園があるが5巻上の序盤にて葵・トーリが密輸したエロゲの束を公園内の池に分解して沈め、それが引き上げられた際に住民たちが「宝の山じゃあ」と大騒ぎになったとか。 なお引き上げられたエロゲは浅間・智が優先的に焼却するよう指令を出した。
https://w.atwiki.jp/genesis-ticket/pages/545.html
【ブランド名】 出雲通信 【読み方】 いずもつうしん 【詳細】 出雲産業座のブランドの一つ。 神道系通神網を扱う古来からのプロバイダであり、極東全域の神道ネットワーク通神の基盤。 重奏統合争乱のあと、京と伊勢が持つ天津神系通神網も一任された。 やはりIZUMO系列なので、歴史上の偉人と特定のジャンルを組み合わせた独特な番組を多く放送している。
https://w.atwiki.jp/genesis-ticket/pages/1088.html
「私達は失敗していませんよ。――貴方達が成功すれば、ね」 【所属】 アルカラ・デ・エナレス 【役職】 教員 【名前】 大フアナ 【読み方】 おおふあな 【種族】 幽霊 【元ネタ】 カスティーリャ女王 【字名】 狂女王 【戦種】 不明 【HN】 未確認 【登場巻】 第10巻下 【人物】 三征西班牙出身、「狂女王」と呼ばれし大フアナこと、カスティーリャ女王の「フアナ」の襲名者。 スカートを外した三征西班牙制服を身に着け、ストールとツバ付き帽子を被り、帽子から黒のレースで顔面で覆った女性。 自称「無敗の三征西班牙王座チャンピオン」。 現在は既に死亡し幽霊の状態で新大陸にある天津乞神令教導院の内部に「幽閉」された状態で生活している。 彼女を支える残念は「自分がまだ王位を持っていると信じる」こと、ほかいくつか。 襲名元となったカスティーリャ女王は愛した者達を失い狂った後幽閉され続けるも自ら王位を放棄せずそのまま亡くなったとされている。 その関係で彼女は元々学生の襲名者であったが、歴史再現により政治に関われないにもかかわらず自分を政治的に扱おうとする連中が後をたたないため、 襲名者のまま教員の身分となり、末世にまつわる研究を行っていた。 現在彼女が幽閉される天津乞神令教導院は新大陸にあった遺跡の上に立てたものであり、元々は重要物や人材を安全に確保するため重奏統合争乱の直後に用意されたもの。 そこを末世研究用の場所と見定めたのだが、彼女が見つけた時には放棄された状態で、さらに厳重な封印が成されていたらしい。 その解除には正気を保っていては出来ないレベルの術式が必要だったようで、その厳重な隔離は運命からその場所を隔絶するためのシステムとして有効だった。 この場所における研究の完成形、運命からシャットアウトした空間が英国にある”花園”である。 また四聖の武神達も大フアナが行っていた研究が元になったものだが、不法に持ち出し来る末世に対抗しようとした者達がいた。 その結果が四聖武神であり、その研究を奪っていった者達を鎮圧したのが島原の乱となった。 突然情報や関係が消滅したミリアム・ポークゥ、そして黄泉返りを果たした葵・トーリらが創世計画の真実を知るため訪れた天津乞神令教導院。 そこでラス・カサスを瞬殺し、武蔵の面々に対し「公主の名前を答えよ」という問いかけを行う。 そして葵・トーリが元信の字名から「公主」の由来を明かしたことで、彼らを認め、教導院に「幽閉」されたかつての記憶を皆に見せた。 彼女は元々上述の通り末世にまつわる研究の場として新大陸の遺跡を選び、そこで末世の研究を行う中、 「運命を”捉える”ことで流体的な個性からコレ以上の希薄化を行わないよう封印する」という目的の元システムを作り上げた者達が存在した。 システム自体は止められたものの、作り出された結果はどうしようもなく、この世の構成要素から司る存在を作り、 その総力を持って運命と繋がる、それを目的とした四聖武神だったが熟考が見完全で要素が足りない。 よって欧州から持ち出し、旧派にとっては害となる場、つまり宗教弾圧の面もあった島原の乱にて処分しようとしていた。 そこで大フアナは松平・元信と織田・信秀と出会う。 島原の乱が選ばれたのは、汚れあるものを害のある場を通すことで浄化するという目的であったのだが、元信達はその島原の乱を通して技術を得るために大フアナと接触した。 しかし信秀が公主隠しにあったため、元信は安全な研究場所として大フアナのいる新大陸に移ることとなる。これが今より30年前。 そして信秀の「ゴルゴダ計画」と元信の「メサイア計画」の創世計画に分かれ研究が行われることとなる。 だが、順調に進んでいたように見えたメサイア計画、運命との関係修復を模索する研究は、信秀のいない後、 教員として「万が一」を考えゴルゴダ計画も研究していた元信のデータを公主が見てしまったことで瓦解することとなる。 裏切られたという悲しみから暴走を始めた公主は、その原因を生むことになったミリアム・ポークゥの犠牲により一時的な猶予が生まれ、 元信たちは三河などに戻り、地脈炉の流体抽出により地脈を歪めることで運命の察知を誤魔化しつつゴルゴダ計画の方の完成を急ぐこととなった。 その後も大フアナは歴史再現のため幽閉されたままの状態で過ごしている。 かつては成仏したふりをしてメアリの母親二人を驚かしていたようだが、正純の母には通じなかったらしい。 まだ成仏するつもりは無く、ラス・カサスなどを相手に防衛を果たし続けることで「王座を譲らない」という思いの元、彼女は今も存在する。 かつての教え子達が見つけ出し、そして失敗した創世計画。 その真実を知った武蔵の面々が、今度こそ「成功」すればいいと思っている。